エンジン腰上オーバーホール 組編


バイク屋に部品を加工に出して
二週間後にあがってきた


新品の265ccボアアップピストン


ボーリングしたシリンダー


オーバーホールしてもらったヘッド


消耗したカムチェーンスプロケ
カムチェーン
カム
ピストン

ちなみに気になるお値段は
オーバーサイズピストンキット:約26000円
純正消耗パーツ交換部品代:約35000円
ボーリング加工代:約13000円
ヘッドオーバーホール代:約8000円

締めて82000円ほど
思ったよりかかった・・・

さて、組み付け開始

ピストンリングは手で入りました
リングの向きまで決まってるみたいですね

んで、コンロッドにピストンをつけます

ミッションのなかにパーツを落とさないように注意
コンロッドのピンは思ったよりも固い

ピストン付いた

へんな感じ

一番の難所、
シリンダーの装着 ピストンを入れながらシリンダを下ろさないとダメなんですね
しかも、ぼくは一人で作業していたので、猫の手でも借りたいぐらい
ピストンを抑える手と、
シリンダを垂直に降ろす手が必要
ぼくはこんな積み木みたいにやってました

まず、上にシリンダを固定して、
ピストンピンをコンプレッサーで圧縮しながら、
慎重にシリンダを下ろす
なかなかピストンピンが引っかかって入ってくれない
コンプレッサーも力加減も
強すぎるとピストンがずれないし
弱すぎると圧縮が足りないし微妙
強引に入れようとするとピストンピン折れそうだし・・・
何度かチャレンジして無事に入った
そんでヘッドを載せて、
ヘッドボルトを規定トルクで締める
ヘッドとフレームを固定しているボルトをつけようとしたら、
位置がずれてて、なかなか入らない
マジで入らない・・・
思わぬところで苦戦
ハンマーでガンガン叩きながら、 なんとか入れた

エンジンメイン部分完了

残すはカムチェーン部
今回組むときにエンジンバランサをキャンセルするために、
クランクバランサギアをつけませんでした。
バランサをキャンセルすることによって、
振動が増えてシングルっぽい乗り心地が強くなるらしい
しかし結果は、アイドリング時では、ちょっと歯切れがよくなったかな程度
一番変わったのが80km以上の高速時で、
その振動はビリビリくる振動だけで、辛いだけでちっともよくない
それに、そのあとバランサギアをちゃんとつけたほうが、
加速も良かったような気がする・・・
あんまりお勧めするものではないかもね・・・
ストイックを求める方のみ、やりましょう

カムチェーンを組むのは、
上死点とかカムとかギアの位置とか
サービスマニュアルみながら合わせて組みましょう

これを間違えると点火タイミングがずれちゃうので大変です
ぼくはちゃんとできたのかな・・・
もしかして、アフターファイヤーが治らないのは、点火タイミングがずれてるから??
と、これを書いてる時に思ってみた

スタータースプロケ類の装着

トルクリミッターのワッシャーも忘れずに

オルタローター装着

ロータをつけるとき半月キーがずれて
なかなかうまく入らないのでウザい

新品のカムチェーンに交換したら
テンショナーのところの隙間も断然違う

新品だと1cmぐらい隙間があるんですね

あとはカバーつけて
補記類つけて
オイル入れて
完成です


このあと試乗に行ったら
信号待ちで停まるときエンストしまくり
いつものようにバルブクリアランスの調整で
ほぼ治った
たった0.05mmの違いでえらい違いだ

そして、さらに試乗していたら
オイルが漏れてることに気づいた・・・
どうやらオルタロータカバーのガスケットがずれてたみたい
ガスケット買ってオイルも入れなおすハメに・・・

15ccのボアアップは
速くなったのかあんまり体感わかりません
ぼくは鈍感なほうだし

そして慣らしは新車のように
60kmで800km
80kmで1600km
ぐらいまで入念にやりました



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