エンジン腰上オーバーホール 脱編


北海道から2200km走って帰ってきたら
オイルが150mlしか入っていなくて
どうやら、オイル上がりだか下がりだかわからないけど、
たぶんオイルを消費しているようだ
漏れてる形跡はない
ちなみに、オイルが150mlの状態で走ってて
カラカラ鳴ってたので オイルを交換したけど、
カラカラ音も直らない
カラカラ音とオイル消費は関係はないのかな
たしかに、北海道に行く前からオイルは減り気味だった
エストもまだまだ乗るつもりなのでオーバーホールすることにした
ミッションはさすがにバラせる自身がないので、腰上だけです
ちなみに、このバイクは走行距離不明です。

今回腰上だけのオーバーホールなのでエンジンは載せたままです
てか、ぼくの作業場は月極め駐車場の車の後ろで、
青空作業だし、 エンジンを大切の保存しておける場所もロクにないので・・・
あと、どうやらカラカラ音はカムチェーンの伸びが原因のようなので
カムチェーン周りも一新します


まずは、キャブやらマフラーやらタンクやら補記類を外す


お次は左上のカムチェーンカバーを外す
カムチェーンがお目見え

これ見ておかしいところが一つあります
ココ!ココ!

カムチェーンが伸びて
テンショナーが引っ張りすぎて
内側の台座とチェーンが干渉してます

テンショナーを外してみると
テンショナーが削れています
たぶんここがカラカラ異音の原因だったんでしょう
はっきり言ってカワサキの設計不良です・・・
でも、今回のオイル消費とか関係はないよね・・・

ちなみに、カムチェーンが伸びて
エンジンの調子がすごい悪くなる場合もあるみたい
ぼくはエンジンの調子は絶好調だった・・・

さて、カムチェーンスプロケは置いといて
下側をオルタネータを外します

下のカバーを外してオルタロータがお目見え

さて、オルタです
オルタを止めてるボルトは上のカムを抑えながらで取れます
しかし、オルタロータを取るのが大変
普通は専用のロータプーラーを使って外すんだけど、
プーラーで回そうとしても ローターが共周りします
ローターも専用のホルダーで抑えるんだけど、
所詮人の力じゃ、抑え切れない なので、
ローターを抑えてるホルダーを車体に引っ掛けて回らないようにして
プーラーを力の限り回したら
にゅ〜
とかって、感触がしてナメたかとびびったけど、
無事ローターは外れました

オルタロータを外したら、
奥にあるスタータースプロケ類はスナップリングを取れば
がゴッソリ外れます

左上の小さいギアのトルクリミッターのワッシャーは
カバーを外したときに落として無くしやすいので注意

次なる難問がカムチェーンホルダを止めているプラスネジ

ここもけっこう固いくせにプラスネジなのでナメやすいんですよね
そう思って、今回は秘密兵器インパクトドライバーを買ってきたのだ
しかし、金槌でガンガン叩いてもなかなか緩まない
友達に手伝ってもらって、
重量のあるジャッキのウマでガキンガキン叩いたら
ボルトは緩んだ
インパクトドライバー一家に一台どうですか!

で、上のカムチェーンスプロケも外してカムチェーンを抜こうと思ったら
バランサウエイトギアが邪魔で
微妙に隙間を通ってくれない
バランサウエイトギアを外すにはボルトを外さないとダメなんだけど
普通に外そうとすると共回りするので
クランクバランサギアとオルタロータをつけなおして
オルタロータをプーラで回らないよう固定して
それでやっとバランサウエイトギアのボルトを緩めることができる

カムチェーン撤去完了

カムチェーンの交換だけなら
これで元の手順で戻すだけです


さて、やっとエンジンです
上からヘッドを外す
まずはカバーの中にある小さいヘッドボルトを外す
そして上から長いシリンダボルトを外す
おっと、エンジンを上で固定しているブラケットも外す

これはシリンダボルト
これでヘタにガスケットが固着していなければ
ヘッドは持ち上げるだけで、すんなりと取れます
今回ヘッドは丸ごとバイク屋にオーバーホールに出すので
これ以上バラしません
ヘタにバラすだけバラすとバイク屋も困っちゃうと思う

そして、シリンダー
ちょっと外す前に漏れがあるか軽く点検

シリンダの中にガソリンを垂らして
漏れるか見てみたけど、とくに漏れなかった
うーん、シリンダは問題なかったのかな・・・?
シリンダもカバーの中の小さいシリンダボルトを外す
あとはピストンがはまったままなので、慎重に上に引き上げます
取れました

相変わらず外装は汚いエンジンだ・・・

ラストはピストン外し
ミッションから突き出てるコンロッドからピストンをとる

ピストンピンはCクリップでついているので、
プライヤーで慎重に取る
このとき誤ってCクリップをミッションの中に落としてしまった!!
でも横の穴から磁石棒入れたらすぐ取れました
よかったよかった
ピストン脱

これで今回のバラしは完了

ヘッドのオーバーホール
シリンダーのボーリング
ボアアップキットの注文をバイク屋にお願いしに行きました

バイクは穴にタオルつめて、カバー掛けて放置


エンジン組編

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