バルブクリアランスの調整


エストレヤのバルブクリアランスの調整は
必要な工具さえあれば、ガスケットやオイル交換も必要ないです

ちなみに、調整したけど余計症状が悪化してもDIYは自己責任です
ぼくもいろいろ調整を試したら、
カタカタタペット音がうるさくなったり
アイドリングさえしなくなったり、
いろいろです
そこら辺は覚悟してやってください

まず、必要な工具

画像左から
シックネスゲージ
マイナスドライバー
コインドライバー
10mmのメガネレンチ
8mmのレンチ
12mmのレンチ
17mmのソケットレンチ

コインドライバーは他に代用品があれば不要
10mmのメガネレンチは、奥の場所で使うので
オフセットで12角のがベストですが、普通のスパナでも
なんとかなるかな
17mmのソケットレンチは奥に入れるので
5cm以上のエクステンションが必要です

少なくとも車載工具以外なら
シックネスゲージとコインドライバーみたいなものと17mmのソケットレンチは必須

じゃ、まずタンクを外します

タンクのセンターボルトとホース類を外して
センターボルトは12mmのボルト
よいしょっと

そしてエンジントップの バルブアジャスティングキャップを外す
こちら吸気側


排気側

ボルトは8mmのボルト
キャップはゴムパッキンなので再利用可能です


そして、エンジン左下のオルタネータカバーのキャップを外す

ここはオイルキャップと同じようにコインドライバーです
ドライバーが無い場合は本物のコインで代用できるけど
曲がる場合もあります
てか、もっと回しやすいキャップにして欲しいよね

そしてキャップの中のオルタネータボルトを回して
上死点を合わせます

画像じゃよく見えないけど
ボルトのTマークとカバーのマークを合わせます
ボルトは17mmです
で、ただTマークに合わせるんじゃなくて
バルブはエンジンがニ回転して一回動くから
バルブが開いて閉じた位置の時に合わせます
まあ、マークを合わせても隙間がまったく無いときは
違うと思うので、もう一回転させたら、
隙間ができると思います

そしてここの隙間をシックネスゲージで計ります

標準のデータは、冷機時で
排気側:0.17〜0.22mm
吸気側:0.12〜0.17mm
です。
エンジンかけて暖まった状態だと
金属は熱で膨張して違ってきます。
温機だと、隙間は狭くなるのかな

ぼくは上限の数値にシックネスゲージを合わせて計ります

しかし、この感覚が微妙で
スルスル入ってOKとするか
キツキツでズリズリながらなんとか入ったらOKとするか
感覚が微妙

クリアランスを調整するときは
ロックナットを緩めて、アジャスタースクリューを
マイナスドライバーで回して調整します

締めるときは、スクリューが共回りしないように
押さえながら締めます

おっと、もとの状態に戻せるように
調整する前に元のスクリューの角度も覚えておいたほうがいいです
調整したあと、よけいエンジンの調子が悪くなったら泣きたくなる
ちなみに、クリアランスは狭すぎるとバルブとピストンがゴッツンコするし
広すぎるとタペット音がカタカタうるさくなります
で、エンストしないようにするには
広めのほうがいいって噂です
たしかに、ぼくもエンストしてたときは、
クリアランスが狭かったりしてました
とりあえず、ぼくは標準の上限値に合わせるのがお勧めかな

調整も終わって元に戻したら
さっそく試乗しに行ってみよ〜

エンストが治ったら
これこそDIY冥利に尽きる


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